NO!スポハラ(啓発文)
令和6年9月23日
各県小学生バレーボール連盟役員及び加盟チーム指導者 各位
九州小学生バレーボール連盟
会 長 坂 井 充
コンプライアンス委員長
松 尾 亨
会 長 坂 井 充
コンプライアンス委員長
松 尾 亨
「NO!スポハラ」不適切な指導等の撲滅について(お願い)
日頃から、子どもたちの夢実現に向けてスポーツ(バレーボール)活動にご尽力いただいております指導者の方々をはじめとする関係者の皆様に感謝申し上げますとともに、心からお礼申し上げます。
日本小学生バレーボール連盟は、「プレイヤーズセンタード」の考えのもと「ど真ん中に子どもがいる日小連」の基本理念を掲げ、スポーツ(バレーボール)を通した子どもたちの健全育成を目指して様々な活動を展開しています。九州小学生バレーボール連盟も同じ考えで活動をしています。しかし、残念ながらバレーボール活動の現場における不適切な指導・チーム運営等に関する通報が、JVA、日小連の相談窓口へ毎年100件近く上がっています。
その中には九州小連の加盟団体のバレーボールチーム・スタッフの名前も挙がっています。
子どもたちの成長やスキルアップのペースが遅かったり、ゲームに負けたりすると、指導者としてはもどかしい思いをしたり、腹立たしく感じたりすることがあるかもしれません。熱意を持って指導にあたっている指導者はなおさらその思いを強くするのかもしれません。
しかし、失敗して人は成長すること、失敗は成長の種であることを認識することが重要です。そして必要なのは、暴言・暴力ではなく、選手を一人の人格として認め、選手の話を聴き、共に考える、そして指導の在り方を見直すことです。このことに留意しないと、熱意が罵声や殴打などの誤った言動に変わってしまいます。
子どもたちが生涯にわたってスポーツを実践するためには、彼ら自らが「スポーツ(バレーボール)は楽しい」 と感じ、彼らが「スポーツ(バレーボール)を本当に好きになる」ことが必要です。そのためには、スポーツ(バレーボール)活動の中から、スポーツ(バレーボール)嫌いになる要因となる暴言・暴力などの不適切な行為を根絶しなければなりせん。 スポーツを通して、子どもたちの健全育成(人として生きていく力を養うこと)を目的とするスポーツ活動と暴言・暴力を伴う指導が行われる活動は決して相容れることはありません。
もしご自分の指導が暴言・暴力、パワーハラスメントおよび指導者の権力に基づく精神的な追い込みなどの行き過ぎた指導であれば,すぐに改めてください。また,周囲でそのような指導がなされていないか見直していただき、もしそれらの行為が行われていれば勇気を出して制止するとともに、各県小学生バレーボール連盟に速やかに連絡していただくようによろしくお願いいたします。
わたしたちが愛するバレーボールを暴言・暴力などの不適切な指導やチーム運営から守るために、チーム関係者及び役員の皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。